スマホで一時が万事

はじめに

 わたしは中学3年生の頃から携帯電話(中学生の頃はガラパゴス携帯だった)を持たせて貰った。初めての携帯電話だったので友達と連絡先の交換をすることがとても楽しみだったことは今でも鮮明に覚えている。

しかし、そんな携帯電話によって、もたらされたトラブルを書いていこうと思う。

 

鳥取砂丘で携帯電話を落とした

 わたしが高校一年生のとき、遠足先の鳥取砂丘で携帯電話を落としてしまった。初めての鳥取砂丘だったこともあり、砂丘を全力で満喫した。砂の坂を全力で登ったり、鬼ごっこをしたりと、とても楽しかった。そして、一通り満喫して休憩時に携帯を弄ろうと思いポケットに手を入れると、無かったのだ・・・。僕はその時とても血の気が引いた。カバンの中を机の中を探したけれど見つからないのに、まだまだ探す気ですか?夢の中へ夢の中へ行ってみたいと思いませんかー(´∀`*)ウフフ ウフフ とか言ってる場合ではなかった。完全にだだっ広い砂丘の中に落としたことが判明したのだった。ひとまず落ち着いて先生に事の次第を報告すると「え、マジで」という反応が返ってきた。うん、良い反応だ。わたしが先生だったとしても同じように反応し、諦めの境地に入っていただろう。

 しかし、当時のわたし取ってみればその携帯電話はとても大切なものだったのだ。

そこで、わたしは携帯電話を探すという決断を下した。アホみたいに広い砂丘の中を闇雲にさがしても見つかる訳はないので、まずは自分のジューズの裏の靴跡をしっかりと目に焼き付け、自分が歩いたであろう場所を自分の足跡を頼りに探した。この時のわたしの気持ちは「真実はいつもひとつ!その名も・・・」って感じだった。幸いだったのは、砂丘なので足跡がくっきりと残る点だった。また、雨が降っておらず天気が良かったことにも救われた。探すこと15分経った頃に砂丘の中に黒い何かが落ちているのが見えた。そうそれは私の携帯電話だったのだ。マジで嬉しかった。夢の中へ夢の中へいってみたいと思いませんか(´∀`*)ウフフー って感じだった。

 

母から掛かってきた電話に出て、先生に激怒された

 これもまた、高校生の時の話だが、わたしが通った学校は基本的に携帯電話は禁止だった。まあ、よくある学校のルールというやつですな。ある日、学校からの下校中に母から電話がかかってきた。私は携帯電話をポケットから取り出し普通に出た。しかし、そこからが悪夢の始まりだった。家に着き一服しようと思ったら電話が掛かってきた。誰だろうと思い携帯の画面をみると、学校の先生からだった。何の話かと思いきや、私が携帯電話を使っていた話で、下校中に使っていたのがバレていたらしい。私の下校中の横を偶然先生の車が通り見つかってしまった。そして、私が電話で謝ると、それもいけなかったらしく、学校に呼び出された。学校に着くと、こっぴどく怒られた。今の会社の上司なんて屁でもないぐらいに激怒された。高校を卒業したはずなのに、それでもたまに睡眠中に先生に怒られる悪夢を見るぐらいには怖かった。最近はその夢を見ることはなくてホッとしているが、今思い出すだけでもしんどい(;´Д`)ハァハァ

 

専門学校の講義に寝坊して、その報告をLINEでしたら不味かった。

 高校を卒業して、私は専門学校に通い始めた。家から電車で1時間ぐらいの学校に通っていた。ある日のこと、私は寝坊した。寝坊した私も私だが、そのことをLINEで先生に報告したら良くなかったらしい。こういうことはLINEではなく、電話で報告することが常識だった。高校生の時は電話を使ってはダメだったのが、電話での報告は良かったらしい。全く意味が分からない。昨今のビジネスで当たり前のように使われているLINEだが、当時は電話は市民権を得ており、LINEは真新しくて失礼だったのだろう。まあ、少し注意を受けただけなのでよしとしよう。

 

会社での電話

 会社ではLINEは全く使われていない。こんな便利なツールがあるのに電話でやり取りをしている。何のためにスマホを使っているのか分からない。会社で電話に早くでたら、あなたは現代人だねーと冗談ぽく褒められる。

高校生の時は電話したら怒られ、会社では電話したら褒められる。

もう、何しているのか分からない・・・。

そろそろ、LINEを取り入れて欲しいものだ・・・。